マチュ・デュマルシェ Mattheu Dumarucher
マチュ・デュマルシェ、現在は5haの畑を一人で管理している(繁忙期は季節労働者が数人手伝う)。所有するぶどう品種は、シラー、グルナッシュ、カリニャンの3品種で樹齢は7年~65年。「良いブドウをつくるために、しっかりと畑を耕す!」をモットーに有機の畑作りに力を入れている。彼自身、ローヌに拠点を置くものの、好きなワインのタイプが北のエレガント系であることから、必然的に彼のワイン作りは酸とワインの繊細さ、そしてバランスの大切さに意識が集中する。2008年は、彼の初ミレジムでもある06年ワインが「期待の新人!」として注目されるなど、フランスでも評価と期待が高まりつつある。 産 地:フランス>ローヌ 生産者:マチュ・デュマルシェ 農法:ビオロジック(2009年エコセール認証予定) 畑面積:5ha |
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レオン・エ・セラファン 2022(赤) 2022年は極度に乾燥した年だったにもかかわらず収量に恵まれ、品質的にもテロワールをしっかりと感じられる素晴らしいワインに仕上がった。口当たりはとてもピュアで優しいが、中盤から余韻にかけて徐々に酸と鉱物的なミネラルが立体的にせり上がり飲みごたえがある。酒質がピュアゆえ今飲むべきワインというイメージがあるが、意外に骨格がしっかりとあり、あと数年寝かせても面白そうだ。 自然酵母で1か月発酵。90%ステンレスタンク、10%古樽で10ヵ月熟成。SO2は瓶詰め前に15mg/L、ノンフィルター。 葡萄品種:シラー60%、グルナッシュ40%(樹齢33年平均) price:3580円 /750ml |
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ヴァン・ルージュ 2020(赤) 2020年は、ブドウが早熟で収量にも恵まれた当たり年だった。果実のまろやかさと深みを両立させるため、この年から 30%全房のブドウの上に 70%除梗したブドウを重ねるマセラシオン方法に変えた。また、抽出を抑えるためにルモンタージュ、ピジャージュは一切行っていない。発酵は、ブドウの窒素不足の影響によりいつもよりも長引き、途中ボラティル上昇のリスクはあったが、最終的にスタッグすることなくきれいに終わら せることができた。出来上がったワインは、凝縮したコクに酸と滋味深いミネラルが複雑に溶け込んだスマートでまとまりのある味わいに仕上がっている。お香や漢方薬のようなオリエンタルな香りとしなやかなタンニン。 30%全房、70%除梗しホーロータンクで8~10日間マセラシオン、自然酵母で3か月発酵、70%古樽、30%ホーロータンクで12ヶ月熟成、SO2は瓶詰め前に20ppm添加、ノンフィルター。 葡萄品種:シラー65%、グルナッシュ35%(樹齢44年平均) price:3720円 /750ml(完売) |
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ザンザン 2016(赤) キュヴェ名ZinZinは「頭のおかしい人、風変わりな人」という意味があり、今までのマチュのワインのカテゴリーにはない中間のものをつくったことでこの名前を付けた。2016年は全体的に水不足だったが収穫前に降った恵みの雨により最終的に例年並みの収量が確保できた。果実味がしなやかで、ブドウの皮までしっかりと旨味が抽出されたようなコクを感じる。 自然酵母発酵、ホーロータンクで13ヶ月熟成、SO2は瓶詰め前に15mg/L添加、ノンフィルター。 葡萄品種:シラー100% price:3050円 /750ml(完売) |
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